[[アイルランド交響曲 -An Irish Symphony-]] に戻ります 1946年 "[[Hope Has a Place]]" に戻ります #contents #clear ** "The Sun in The Stream" -1947年 [#v030ea65] *** 邯鄲の夢 [#me3d82eb] #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) それでは、今年の年初会議を始めたいと思います。 まずは昨年のまとめをお願いします。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) …… #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) …… #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……どうしました? なんで皆黙ってるんです? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) あれ? 皆どこへ行きました? 参謀総長? 軍需相? #clear #ref(アーサー・グリフィス.png,left,around) &color(#696969){何を慌てていらっしゃいますかな、ティーシャク閣下。}; &color(#696969){みな、ここに揃っておりますよ?}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(40){……!}; #clear #ref(リーアム・リンチ.png,left,around) &color(#696969){何を慌てておいでですかな、閣下。}; &color(#696969){エールの指導者らしからぬ態度ですな。}; #clear #ref(オースティン・スタック.png,left,around) &color(#696969){そうそう、もっと泰然自若としていただかないと。}; &color(#696969){エールの覇道達成のためにもねぇ、閣下。}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) そ、そんな…… #clear #ref(カサル・ブルハ.png,left,around) &color(#696969){ああ、昨年のまとめでしたかな?}; &color(#696969){昨年、エールは''スマトラ島を植民地化しました。''}; &color(#696969){''貴方の命令で。''}; #clear #ref(パトリック・ピアース.png,left,around) &color(#696969){さて、今年は''どこを植民地化いたしますか?''}; &color(#696969){''どうぞ侵略の御命令を。''}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ば……馬鹿な! こんなことがあるわけが…… #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 君ら、君らはみな、''とうの昔に死んだはずだ!'' #clear #ref(リーアム・リンチ.png,left,around) &color(#696969){ご命令を。}; #clear #ref(オースティン・スタック.png,left,around) &color(#696969){侵略のご命令を。}; #clear #ref(カサル・ブルハ.png,left,around) &color(#696969){植民地化のご命令を。}; #clear #ref(アーサー・グリフィス.png,left,around) &color(#696969){エールの最高指導者たるイーモン・デ・ヴァレラ閣下。}; &color(#696969){''どうぞご命令を。''}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) やめろ! 来るな! ゆ、夢だ、こんなものは夢だ! #clear &br; #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){これがお前のかなえた''夢''の現実だ、イーモン。}; &color(#696969){目をそむけるな。}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(24){マイケル!}; #clear #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){エールは実に素晴らしい発展を遂げたようだな、イーモン。}; &color(#696969){町は活気に溢れ、路傍に失業者も無く、田舎町にすら電気も水道もある。}; &color(#696969){今や押しも押されぬ、''世界の一流国だ''。}; #clear #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){私が泥濘の中に斃れ伏してから、もう25年か。変われば変わるものだ。}; &color(#696969){君の行政手腕は大したものだ。まったく敬服する。}; &color(#696969){実に素晴らしい国だよ。ああ、実にね。}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 何が言いたい……! #clear #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){&size(24){エールの若人の命を代価とした繁栄だな。};}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) なんだと! #clear #ref(アーサー・グリフィス.png,left,around) &color(#696969){30年前のイースター蜂起。あれで何人死んだかな。}; &color(#696969){そして内戦。うん、あれで更に大勢死んだ。}; &color(#696969){''どちらも君が大いに関わっていたね。''}; #clear #ref(パトリック・ピアース.png,left,around) &color(#696969){そして今度は、工場で使う資源が足りなくなったから、''資源収奪戦争に乗り出す''、か。}; #clear #ref(リーアム・リンチ.png,left,around) &color(#696969){''エールの独立を守る戦争でもなければ、エールを侵略から護る戦争でもない。''}; &color(#696969){金儲けのための戦争に、エールの若者を駆り出しているね、イーモン。}; #clear #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){答えろ、イーモン・デ・ヴァレラ。}; &color(#696969){&size(24){あと何人殺せば気が済む。};}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ふざけるな! 誰が好き好んで戦争なんかやっていると思っている! 私は、この国の繁栄を護る責任が…… #clear #ref(アーサー・グリフィス.png,left,around) &color(#696969){''まだ殺すのか。''}; #clear #ref(パトリック・ピアース.png,left,around) &color(#696969){まだ死なせたりないのか。}; #clear #ref(リーアム・リンチ.png,left,around) &color(#696969){あの内戦は''君のせいで起きた''のに、まだ懲りないのか。}; #clear #ref(オースティン・スタック.png,left,around) &color(#696969){君のせいでまた大勢死ぬ。}; &color(#696969){君の夢のために、またエールの民が大勢死ぬ。}; #clear #ref(カサル・ブルハ.png,left,around) &color(#696969){君は生きている。}; &color(#696969){君は生きているけど、若者たちは死んでいく。}; &color(#696969){エールから遠く離れた南洋の地で、君のために死んでいく。}; #clear #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){&size(24){答えろ。};}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ''やめろ! 黙れ! 畜生!'' ''言うな、やめろ、''&size(40){''やめてくれッ!''}; #clear &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; #ref(黒.png,left,around) ………っか、閣下…… #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(40){''黙れェッ!''}; #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) ''おぼぅォッ!'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ''え!?'' え、なんだ、何、夢? 夢か!? #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 大丈夫ですかティーシャク、物凄くうなされてましたが。 って言うか、執務室の机に突っ伏して寝てましたけど、昨日は帰られなかったんですか? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) え……うん、ああ、そうか、寝てしまったのか…… #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 本当に大丈夫ですか? よろしければ、シャワーを浴びられては如何です? 物凄い寝汗ですよ。年初会議が始まるまで、まだ少し時間もありますし。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ああ……ありがとう、そうさせてもらうよ。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) なんて…… なんて酷い夢だ、くそっ。 #clear #ref(オヒギンス.png,left,around) ヒュー ドロドロ #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ん? #clear *** GOOD MORNING VIETNAM [#wcfd9141] #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) それでは、昨年末のまとめをちゃちゃっと済ませてまいりましょう。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) うむ。 去年の暮れは何があったのかね? #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) えーとですね。 ……ティーシャク、&size(32){''サーセン!''}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 何をいきなり謝ってんですか? 嫌な予感がしますが、何をやらかしたか言ってください。 #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) それがですね、去年の10〜11月の話なんですが。 #clear &BR; CENTER:&ref(19461104_ベトナム上陸.png,,,,"いきあたりばったりの極地"); &BR; #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) &size(32){''ベトナム侵攻しちゃいました。''}; #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) &size(24){''ちょwwwwwおまwwwwwwwwwww''}; ''何を後先考えずにやっとるんか!'' #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) マジサーセンス。 例の如く例によって、現地の守備網はスッカスカで、 サイゴン、ラックジャを''無血占領''しております。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 守備網スカスカも何も、''こちらの部隊もいないじゃないですか。'' 占領した部隊は何処に行ったんですか? #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 当地を占領した海兵隊は、輸送艦に載せてオストハーフェンに後送いたしました。守備任務向きではありませんので。 画面上には見えておりませんが、代替として歩兵師団を揚陸させましたので、 現時点ではちゃんとサイゴンに部隊を駐留させております。 #clear &BR; CENTER:&ref(19461101_ピストン輸送.png,,,,"いきあたりばったりの極地"); &BR; #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) これが海兵隊師団から歩兵師団に、任務を交代したときの図ですね。 この輸送艦隊が、オストハーフェンで待機している歩兵師団を積んで戻ってくるわけです。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(24){''それじゃあピストン輸送じゃないですか!''}; 完全に占領地がガラ開きだった時間帯があった、ってことでしょう!? 危ないなぁ! #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) このいい加減さこそ、中の人クオリティ。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 笑えん笑えん。 #clear &BR; CENTER:&ref(19461108_多国籍軍.png,,,,"ノルウェー空軍がいるなぁ"); &BR; #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 占領から僅か数日、早くも連合国各国の空軍機がサイゴンに集結するのを見つつ……。 #clear &BR; CENTER:&ref(19461119_歩兵到着.png,,,,"沖にソ連海軍がいるぞ"); &BR; #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 我が軍の歩兵師団、および山岳師団が到着でございます。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 歩兵と山岳なら、計6個師団じゃないのか? 何だ、この''17/9''という数字は。 #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) オストハーフェンで降ろしてきたはずの海兵隊を、 ''間違えてもう一度積み込んで連れてきてしまったそうです。'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(32){''阿呆じゃ、阿呆が居る。''}; #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 何でもこの時、AARの中の人は[[セブンアンドワイから届いたマンガ:http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07133820]]を読みながらやってたせいで、 かなり集中力が欠如していた……とのことです。 海兵隊を間違えてつれてきてたことに気づいたのも、かなり後のことだそうで。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) ''これはもう駄目かも分からんね。'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ここまで''反面教師にしかならない''AARも珍しい。 #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 他に特筆すべきことといえば、10月23日に、我が国のインドシナにおける根拠地である ''オストハーフェン''、''メダン''、''パダン''、''ドマイ''、''パレンバン''、''バンカ島''で、''インフラが完成しました。'' ICの都合上、連続生産はかけておりません。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 何でわざわざ占領地のインフラ整備なんかしとるんだ? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) AARの中の人の''主義''でやってることだそうです。''脳内補完プレイ''ってやつですね。 占領地、併合地の地元民に対し、「私達は単なる略奪者ではありません」というアピールする意味を込め、''占領地域の街道整備''は ICに負担さえかからなければ、どこの国でプレーしている時でもほぼ必ずやってるそうです。 #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) へえ、ちょっといい話ですね。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ''ぶっちゃけた話、国際貢献がどうの構造改革がどうの、なんて観点で政治を見てる有権者なんてね、殆どいやしないんですよ。'' ''んーな知らん世界の話をする人より、地元の道にガードレールつけてくれる土建屋政治家に票を入れたくなるのが人情です。'' ''ハコモノ政治ってね、田舎者相手にはよく効くんですよ。'' #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) ''すげぇやな話ですね。'' #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 太平洋方面における、その他連合軍の動静はどうなっとるんだ? サイゴンに空軍機がいっぱい来てるのは見たが、その他は? フィリピン奪還とかはしとらんのか? #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) フィリピンは手付かずなんですが。 #clear &BR; CENTER:&ref(19461204_台湾占領.png,,,,"先にフィリピン落とせよ"); &BR; #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) ''台湾が。'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(24){''バロスwwwwwwwww''}; #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 確か、豊原((樺太南部))もソ連に落とされてなかったか? すると何か、日本は日清・日露の戦いで得た領土は一つ残らず喪失したのか。 あとは日本列島と周辺の島嶼、あとは南洋信託領のみか。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ''日本はじまったな。'' #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) とまぁ、昨年はこんなところです。 で、今年の方針をうかがいたいのですが。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) そりゃもう、折角サイゴンまで来たんですから、 このまま一気に…… #clear #ref(マイケル・コリンズ.png,left,around) &color(#696969){&size(24){(まだ死なせたりないのか。)};}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……! #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) (気のせいだ! あいつはもういない、死んだんだ! ええい、しっかりしろ……!) #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……最終目標は、''ベトナムの全土占領!'' このまま北進すべし! #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 了解しました! #clear *** 「限られた」 [#s9986437] #ref(東條.png,left,around) '''前哨地点との交信が切れた!''' &size(16){'''前哨地点との交信が切れた!'''}; #clear #ref(今村.png,left,around) '''我々は援軍が不足してきている!''' &size(16){'''我々は援軍が不足してきている!'''}; #clear #ref(山下.png,left,around) '''敵は前進中である!''' &size(16){'''敵は前進中である!'''}; #clear #ref(東條.png,left,around) '''この位置を保て!''' &size(16){'''この位置を保て!'''}; #clear #ref(杉山.png,left,around) '''駄目だ!''' &size(16){'''駄目だ!'''}; #clear #ref(東條.png,left,around) '''敵地を攻撃せよ!''' &size(16){'''敵地を攻撃せよ!'''}; #clear #ref(杉山.png,left,around) '''敵は手強すぎる!''' '''迎えに来てくれ!''' &size(16){'''敵は手強すぎる!'''}; &size(16){'''迎えに来てくれ!'''}; #clear #ref(牟田口.png,left,around) '''警告する!''' '''お前は戦いから逃げようとしている、逃亡者は銃殺される!''' &size(16){'''警告する!'''}; &size(16){'''お前は戦いから逃げようとしている、逃亡者は銃殺される!'''}; #clear #ref(杉山.png,left,around) '''大和魂を見せてやる!''' &size(16){'''大和魂を見せてやる!'''}; #clear #ref(東條.png,left,around) '''兵士よ、よくやった!''' &size(16){'''兵士よ、よくやった!'''}; #clear #ref(牟田口.png,left,around) '''万歳!''' &size(16){'''万歳!'''}; #clear #ref(杉山.png,left,around) '''海軍の支援を要請する!''' &size(16){'''海軍の支援を要請する!'''}; #clear #ref(小澤.png,left,around) '''了解!''' &size(16){'''了解!'''}; #clear #ref(東條.png,left,around) '''旗を取りに行け!''' &size(16){'''旗を取りに行け!'''}; #clear #ref(杉山.png,left,around) '''俺は攻撃を行う!''' &size(16){'''俺は攻撃を行う!'''}; &size(32){''突撃ーーー!!!''};((元ネタわかんない人完全おいてきぼりで申し訳ない。)) #clear *** 悪夢 [#la65a20a] #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 1月3日、我が軍はパクセに籠る日本軍と交戦を行い、これを撃破! ''1月14日1時、パクセを確保しました!'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 上出来ですね! これが初陣となる歩兵隊もなかなかのものです。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 歩兵6個、山岳3個、計9師団((本当は歩3、山3、そして海兵隊3なのですが、中の人は気づいていませんでした))の攻勢の前には流石にひとたまりもないな。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) このままここを橋頭堡に、一気にベトナムの敵軍を殲滅して…… #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 駄目です! ''1月14日4時、我が軍はパクセにて敗北、サイゴンに追い返されました!'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) うぬ、敵もなかなか然る者よ! ''やられたらやりかえせ!'' #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) その後もう一度挑みましたが、''指揮統制が回復してない''ので案の定駄目! ''2月3日17時、パクセは再び日本軍の手に落ちました!'' #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) おのれおのれ、だがこんな事ではめげぬよ。 来月くらいに、もう一度奪い返してやる。 #clear &BR; CENTER:&ref(19470306_杉山.png,,,,"コステロはスキル0です"); &BR; #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) 3月6日午前9時、我が軍はパクセに対し9個師団を以って進撃をかけましたが、 杉山元元帥率いる3個師団の前に叩き返されました! #clear #ref(杉山.png,left,around) &size(16){'''陣地確保!'''}; &size(16){'''敵軍撤退中!'''}; #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) おのれィ……ってちょっと待て、何でコステロの海兵隊がここにいるんだ!? #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) ま、間違えて積み込んだのか! それじゃあ、本来ここにいるべき歩兵師団は、オストハーフェンで遊んでいるのか! #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) と、ここでようやく気づいたという次第。 ……それは置いておいて、おのれ日本軍め! ''なんとしてもパクセはいただくぞ!'' #clear &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; &BR; #ref(バックリー.png,left,around) ……。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) 世の中には、分相応、不相応、という言葉がある。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) この時のエールは、まさに「不相応」を体現していた、と言わざるを得ない。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) 本来、エールがこのインドシナに兵を進めた理由は何であっただろうか? そう、''希少資源の確保''である。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) それはスマトラ島の全土占領によって、''完璧に達成されている。'' それは、前項で述べたとおりである。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) だがこの時、エールは大いなる錯誤に陥っていた。 スマトラの無血占領で、''「日本軍恐るるに足らず」''という錯覚を抱いたのか、 それとも''軒並みスキル0の将軍に経験を積ませたい''、とでも思ったのか…… #clear #ref(バックリー.png,left,around) その中で、エールが「ベトナム制圧」にこだわってしまった特に大きな理由としてあげられるのが、 英軍のビルマ方面での無残な潰走である。 #clear &BR; CENTER:&ref(1947_ラングーン.png,,,,"タイは日本の属国だが非同盟"); &BR; #ref(バックリー.png,left,around) 「エールがベトナムを落とし、英軍がラングーンさえ落とせれば、インドシナにおける日本軍の補給路は完全に遮断され、これを覆滅できる」── #clear #ref(バックリー.png,left,around) この時、エールが極東に送り込んでいた戦力は歩兵師団6個、海兵隊6個、山岳師団3個。 ''たったの15師団に過ぎないのである。'' にも拘らず、夜郎自大的な誇大妄想に陥ったエール軍は、そんな「ビルマ封鎖作戦」などという''机上のプラン''に取り憑かれた挙句── #clear #ref(バックリー.png,left,around) ベトナム侵攻と言う、完全に''「やる必要の無いこと」''に手を出し、 そして底なし沼のように嵌まっていったのだ。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) 戦力の逐次投入、援護なしでの無謀な突撃、そして友軍機の駐留による異常な物資・石油の赤字…… #clear #ref(バックリー.png,left,around) 自国が小国であることも忘れ、''「英国を助けてやろう」''などという騎兵隊じみた''誇大妄想''に酔いしれ、 ニャチャン、パクセの両プロヴィンスを取ったり、取り返されたり、を延々と繰り返し続け── ほんの1年足らずで、''10000近い物資と石油を無駄に消費''し、英軍もラングーンを取り返せず── #clear #ref(バックリー.png,left,around) ようやく我に返り、ベトナムからの全面撤退、占領地放棄を決意したエールが得たものとは…… #clear #ref(バックリー.png,left,around) 人口増加率''0.07/d''という国家において、失われた人的資源、&size(32){''30''};という事実のみであった。((ベトナム侵攻前の46年9月に88あった人的資源が、ベトナム撤退を決意した47年9月には19にまで減りました。その間に作ったのは、歩兵3個師団と艦艇くらいです。)) #clear *** 「小国である」という自覚 [#b0c0ec41] #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) ……ベトナム方面軍のオストハーフェンへの完全撤退、完了いたしました。 これより戦力補充にかかります。 #clear #ref(マッケンティー.png,left,around) コークからサイゴン港への物資、および石油の搬出船団の運行を無期停止としました。 これにより、物資と石油の赤字は黒字へと転換されます。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) よいのか? ベトナムには、米仏の陸軍部隊がまだ20個師団ばかり籠っているが…… 彼らへの補給物資を、一切絶つことになるぞ? 友軍20個師団、丸々消滅することになるんだぞ。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……あきらめましょう。 彼らを救うのは、我々の国力ではどうにもなりません。 輸送艦を回して、フランス軍だけでもどうにか助けようかと思ったのですが…… #clear &BR; CENTER:&ref(1947_統帥権.png,,,,"米軍にも試したけど駄目"); &BR; #ref(コスグレーヴ.png,left,around) 断られたのか。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) そりゃそうでしょうね、これだけ無様な戦をさらせば…… くそっ! ……自己嫌悪の海で溺れ死にそうだ! #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) あきらめるよりあるまい…… ベトナムは中国に任せよう。国境沿いにタワーも出来ておるし、ついでにビルマ方面の日本軍も食ってくれるかもしれん。 #clear &BR; CENTER:&ref(1947_タワー.png,,,,"韓国軍もいるよ"); &BR; #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 他力本願。そうですよ、最初からこんな仕事、大国に任しておけばよかったんだ。 小国には小国に出来ることがあり、大国には大国の仕事がある。 我々が大国の真似事をする必要なんて、無かったんですよ。何でそれに気づけなかったのか…… #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) もう、よい。自分を責めるな。 次はうまくやろう、小国に出来ることを、な…… #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ……そうですね。 来年の春先には、''面白いものも完成する''し…… よし! 顔を上げて、張り切ってまいりましょうか! #clear #ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png,left,around) そうこなくちゃいけませんよ! ではティーシャク、まずは何をいたしましょうか? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 当面は全力で''引きこもるよ!'' 正直、人的資源が底を打ちそうだから、暫くは何も出来ませんよ。 #clear #ref(コスグレーヴ.png,left,around) ま、来年まではしょうがあるまいな。 #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) ''アレ''が完成したら、その時は少しだけ楽しみましょう。 せいぜい小国らしく、ね。 #clear &BR; &BR; &BR; &ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png); というわけで、「無計画な戦争はどういう結果を招くか」「国の規模を弁えないとどういう目に遭うか」 &ref(デ・ラ・ポエル・ゴウ.png); そんな簡単な事を忘れた為に悲惨極まりない目に遭ったのを忘れまいと誓いつつ、1947年は過ぎていったのでした。 &BR; &BR; &BR; *** 蛇足 [#kc720f62] #ref(マッケンティー.png,left,around) そういえばですね、私ですね、上の方でも顔を出してはいますが、本当はもういないはずなんですよ。 #clear #ref(ラトリッジ.png,left,around) 前回初登場の私もそうですね。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) そういえばそうだったな。 ティーシャク、今の閣僚名簿を見せてもらえるか? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) はい、こちらです。 #clear &BR; CENTER:&ref(1947_閣僚.png,,,,"閣僚名簿"); &BR; #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) そういえばすっかり忘れてました。 連合国に加入した際、軍需相を''IC+5%''のアイケン氏に代えてたんでした。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) 内相も、ラトリッジ氏からデュランティ氏に代わっておるな。 #clear #ref(ラトリッジ.png,left,around) というわけで、前回の初登場の時点で、私はもう内閣にはいなかったんですよ。 #clear #ref(マッケンティー.png,left,around) 私もですね。 まぁ、今後もちょこちょこ顔を出すとは思いますが。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) ただ、こうして見るとティーシャクとアイケン氏のオーバーワークが気になるな。 同じ能力を持つ閣僚候補がいるなら、交代してはどうだ? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) それもそうですね。''国民不満度+2%''が気になりますが、ちょっと見てみましょう。 #clear #ref(アイケン.png,left,around) 私の代役なら、この人ですね。 #clear &BR; CENTER:&ref(1947_情報相.png,,,,"実はもう一人います"); &BR; #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 候補がいるなら、折々考えてみてもいいかもしれません。 さて、次は私ですか。 #clear #ref(バックリー.png,left,around) ティーシャクの外相スキルは何だったかな? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 私は''「イデオロギーの闘士」''ですよ。 そんな私と同じ能力の持ち主は…………&size(48){'''''キャーッ!'''''}; #clear #ref(バックリー.png,left,around) ''なした!'' 何だ、何事だ! #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) が、が、が、外相候補に! #clear &BR; CENTER:&ref(1947_オヒギンス.png,,,,"同姓同名の別人ではないはず"); &BR; #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(24){1927年に暗殺された}; &size(24){[[ケヴィン・オヒギンス:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%82%B9]]氏がいるーッ!!!}; #clear #ref(オヒギンス.png,left,around) ヒュードロドロ ヒュードロドロドロ #clear #ref(アイケン.png,left,around) イヤーッ! #clear #ref(バックリー.png,left,around) おばけー! #clear #ref(オヒギンス.png,left,around) ドロドロドロドロ ドロドロドロドロ たべちゃうぞー #clear &BR; #ref(バックリー.png,left,around) とりあえず、交代はするのか? #clear #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) 今回は二人とも見送りで。 #clear #ref(オヒギンス.png,left,around) &size(32){'''ショッキング!'''}; #clear &BR; #ref(デ・ヴァレラ.png,left,around) &size(32){[[ジョンソン:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%98%E3%83%89%E3%83%AD]]かよ!}; #clear &BR; 1948年 [[Watermark]]に進みます |